アトピー性皮膚炎は、今や、幼児期における日本人の国民病の様相を呈しています。そして、その患者数の急激な増加の歩みは、日本の高度経済成長と足並みを揃えてきました。アトピーをはじめ、皮膚疾患はとりわけ発症原因を特定することが難しいのですが、現在、アトピーが食品の安全性やハウスダスト(ダニ)などの問題を含め、生活環境の悪化によってもたらせたものであることを疑う人は少ないでしょう。
活性酸素がアトピーを悪化させる理由はこうです。アトピー体質の人は生来、酵素系スカベンジャー(SOD)を活性化する力、すなわち抗酸化能力が平均値より低い傾向が見られます。その上、からだに酸化されやすい不飽和脂肪酸の脂質を多く持っており、この脂質が活性酸素に酸化されると”過酸化脂質”に変化してしまうのです。そして、それによって皮膚は保湿機能を奪われて、カサカサに乾いた状態にしてしまい、アトピーがさらに悪化してしまうというわけです。
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